代表からメッセージ

子ども達が楽しく毎日を過ごし、その子の本来持っている力を伸ばしていく環境をつくるためには、そこで働いている人の人間関係や職場環境が明るく楽しく健全であることがとても重要。

タクミンズプレイスが大事にしている価値


株式会社タクミンズプレイスは2015年に創業しました。それまでにも障害児通所支援事業所の運営に携わってきた代表が、「子ども達同士のトラブルがなく、どの子も安心して通える事業所を作るにはどうしたらいいだろう?」そのテーマを深く追求してみたい、との思いから設立した会社です。

 

子どもの安心できる居場所を作るには、その前提として職員が安心して自分らしくいられる職場環境を作るのが一番なのではないかと仮説を立て、そのための施策を実験的にやってみることにしました。それがベルテール三郷戸ヶ崎園の職場作りの始まりです。今では松戸馬橋園、新三郷園、みさと団地園の4園に職場は拡がっています。

子ども達が社会性を 伸ばしていく環境をどう作るか


ベルテールは総合支援型の事業所です。通所したら手を洗って自分の荷物を片付け、少しゆっくりしてからおやつを食べ、お友達と一緒に何かに取り組み・・・子どもとして当たり前の生活、とくに遊びを通じての総合的な成長にじっくり取り組みます。その中に何も特別なものはないけれど、そのひとつひとつの質を丁寧に高めていかなくてはなりません。

 

そのためには子ども達がひとりひとりが発する小さなシグナルに敏感に気がつきそのときどきで適切な働きかけをし、子ども社会やその関係性が健全であるように維持する必要があります。

 

職員自身が自分の今の生活に幸福感と満足感を持ちストレスからフリーでなければ、子ども達に適切な働きかけをすることは困難になります。大人の感じているストレスには子ども達はとても敏感ですし、職場にかかるストレスはいずれ子ども達の社会に反映されてしまいます。

 

子どもの居場所作りは大人の居場所作りから始まるのです。

理想と現実との差・・・ コロナ禍は重い足枷に。


理想の職場作り、チームワーク作りをめざし始まったベルテールの試みは、予想通りにうまく行きました。子ども達が楽しく通ってくれる事業所ができましたし、開所当時から通い続けている子達は高校生・中学生になっても継続的にベルテールを楽しみにしてくれています。会社というよりはコミュニティ、子ども達が健全に育っていくためのコミュニティができあがったのです。

 

ですが、理想通りに物事が進まない事も多々ありました。人の価値観は多様であり、価値観が相容れないことによる職員同士の衝突も起こり、その結果活躍していた職員がベルテールを離れてしまうことも・・・職場のストレスをゼロにすることなどやはり無理なのではないか、理想の職場作りに向け積み上げてきたつもりがまたゼロからやり直し・・・そんな気持ちになることは今でもあります。

 

特にコロナ禍は、ベルテールの理想の職場作りには大きなダメージを与えました。お互いを知り、お互いの価値観を知ることが価値観の衝突を生まない職場環境を作る上で重要と考えその前提でチーム作りをしていたにも関わらず、コロナによりその真逆の対策をしなくてはならなくなったからです。

 

ベルテールの支援の本質は擬似的なコミュニティケア。ですが、人の絆が分断されてしまっては、どんどん理想と現実は乖離していってしまいます。

それでも前を向きたい。 人の絆の力を信じたい。


理想の職場作りがピンチ迎えるたび、それを救ってくれたのは子ども達でした。今でもベルテールの子ども社会は、子ども達同士がお互いに本音をぶつけ合い、ときにはぶつかることがあってもお互いに尊重しながらそれぞれの成長を感じさせてくれる健全性を保っています。

 

「子どもの居場所作りは大人の居場所作りから始まる。」と思っていたのが、実は「大人の居場所作りを支えるのは子どもの居場所である。」なのではないかと思うくらいです。もともとベルテールの支援を気に入って入社した職員ばかりなので、子ども達の事を真剣に議論するときは、ぶつかりながらも同じ方向を向くようになることが多いように思います。

 

理想の職場作りはまだ道半ばです。この先もずっとずっと、大人同士がお互いの価値観を尊重し、お互いにストレスをコントロールしながら、子ども達に有形無形の良い影響を及ぼすことができる事業所の環境を作っていかなくてはなりません。

 

このようなタクミンズプレイスの考え方に共鳴し、エネルギーと希望を持って仲間に入ってくれる職員さんが増えれば、また道は開けていけるのではないか、そう考えています。

 

あなたが力を貸してくださるのをお待ちしております。